定年になっても辞めない人たち

役員の定年と後継者育成の矛盾
一般社員が定年で退職する一方で、会社の役員には定年後も居座る人が多く、後継者育成を怠って保身に走る傾向があります。これは、有能な役員が早期に後継者を育てるのと対照的であり、自ら定年規定を作ったにもかかわらずそれを守らない彼らの姿勢は矛盾しています。
後継者育成は役員の責務
中間管理職と異なり、役員は就任と同時に後任育成の準備を始めるべきです。後継者がいないという言い訳は、職務怠慢であり背任行為とすら言えます。定年を逆算し、計画的に後継者を育てることのできない役員は、会社の将来を任せるに値しません。
健全な組織と個人の生き方
後継者対策を怠る役員がいる会社は、組織として脆弱です。このような役員は会社を弱体化させる「悪性腫瘍」であり、自らの役割を理解していない愚かな存在です。一方で、私は幸運にもやりたい仕事をやらせてもらって定年を迎えられました。人に後ろ指をさされない生き方をしたいと願っているこの頃です。